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敬意と疑念

医療従事者と患者さんとの関係は、まさにここが必要なのだ。 どんな技術を持っていても、また、人間関係いうことでの技術を知っていても、本質的に患者さんに敬意を持っていなければ、信頼など得られる筈もない。 もちろん、同時に自分に対しての疑念も必要だ。 これらは両輪である。

医療従事者よりも人生を沢山歩いて来ている患者さん。 たとえ年が若かっても、学校でしか人を知らない医療従事者よりも、人生ということ、社会ということを体感している患者さん。 何れも、自分とは違う人生を歩いているということだ。 そしてその違いは、葛藤の質や量である。 そこをきちんと認識して置かなければ、患者さんに違和感や不安感を抱かせるのだ。

もちろん、それは医療従事者ということではなく、人としての基本的な姿勢である。 特にということでは医療従事者ということになるだけだ。

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