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明鏡塾での学びの肝はこの「関係」が及ぼす心身への影響を知ることにある。

17日日曜日は、「東京・明鏡塾15期」の最後の講座だった。 再受講組の、救命救急士や岩手に移り住んでいる、緩和ケア認定看護師と理学療法士。 1期から助手をしてくれている理学療法士で、現在「就労継続支援B型事業所」を起業し、日々支援に飛び回っている尾森君も顔を出してくれた。 この「就労継続支援B型事業所」は、理学療法士としてのリハビリや回復の仕事に疑問を持ったところから始まった。 「リハビリとは何か?」で、結局それは患者さんが社会復帰が出来る事ではないかと結論付け、それを現実化させる為に起ち上げたのだ。(「チャレンジラボ」 神奈川県横浜市中区曙町5-64 Kビル502)

その尾森君が講座終了後、「明鏡塾」の事をSNSに投稿してくれていたので、ここにアップした。


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今期明鏡塾は2回のみの参加になった。

今期は2日目と本日の最終6日目に参加した。


以前よりも明らかに言葉の選択が的確になっている。 元々感覚的なことや考えを言語化するのが苦手だ。それは今も特別変わらない。 それがかえって良かったと思えている。


【結果的な状態を知る】

今日の午前中は明鏡塾常連の看護師さんと組んだ。 触れた瞬間からすぐに手の状態が変化することを察知した。おそらく「あ、ミスった」というような認識を持ったのだろう。 しかし、実際にはその触れた瞬間の方が感じは良かった。 自分としてのしっくり来るということと受け手の印象の乖離があり、結論として言えば相手の受け取り方が全てになる。 ただ相手の受け取るセンサー、そしてそれを言語として表出する能力は千差万別だから、それを絶対にしてはならないが、いずれにしても「自分なりの手ごたえ」にいかほどの信憑性があるかは疑ってかかる必要がある。


組んだ看護師さんの手がだいぶいい感じになったので、他の参加者にもすぐに受けてもらって、同様の感想を得ていた。 当人は「何もしていない」と言う。それが良いと言われるのだから、「?」だ。けど、今回は「何もしていない」という意識状態においての感触を得ていた。だから、再現性があった。 ここがとても重要だ。


明鏡塾では毎回の講座で宿題が出され、会の冒頭で宿題の取り組みについて皆に感想や結果をシェアをする。

そこで、なんとなく得た感じを技術化しなければならないという話が出た。 技術というのは方法であり、方法というのは「こうすればこうなる」、「こう見ればこう解釈できる」であり、それを絶対的なものにするには理論の強化ではなく、試行回数を増やして確率を上げることに他ならない。

「こうすればこうなる」は、そこに条件があるから成立する。

その条件はイレギュラーと遭遇しなければ見えてこない場合がある。そういう意味で失敗をすることはめちゃ重要になる。

ただどんな方法にも、それだけでは解釈しきれない条件がある。それが「関係」だ。

明鏡塾での学びの肝はこの「関係」が及ぼす心身への影響を知ることにある。 寝転んでいる人に歌を歌い、また話を聞き、また呼吸を感じることで軽々起こせてしまう体験は、巷の介護技術よりも遥かに効果的で、人は反応し合う動物であることを理解するのに十分な経験となる。

そして、そこを原点として技術的なものを組み上げていくのが明鏡塾の稽古である。

関係と技術は二元論のように語れるものではなく、技術は関係の中に包含され、関係に立脚して技術は効果を増減させる。 「関係」というのは「技術」は対比関係にあるのではない。 どちらも扱うのは人であり、自分であるという点で切り離して考えることは出来ない。

技法の成熟は関係的要素が薄まっても効果が出る確率を上げる。 そして、関係の成立は技法の未熟をカバーしうる反応を生み出すこともある。 そのどちらも高グレードに進化させようというのが明鏡塾での稽古である。


骨には触れずに広背筋にだけ触れる。 反対に筋肉を潰さずに骨のみに触れる。 言葉通りに受け取ることは出来ても、それを実体として表すことは難しい。

イメージや思い込みではない。 そう思えば出来ることでもない。

その言葉や指示を頼りに、「今自分は何をしているのか?」「何が出来ているのか?」と自分を見つめる。 この視点を育てないと、「言われたことをやってます」という頓珍漢になる。

言われたことをそのままやれるならば、とても優秀だ。

あるいはすでに相当な経験をお持ちだ。 言葉と実体を結びつける能力が高い。あるいは、実体としての経験値が豊富だから、言葉の理解もすんなりいける。


今、自分は明鏡塾で培わせていただいたものを実践し、さらにまた色々なことを学ばせてもらっている。

改めて自分が置かれている環境には感謝だ。 その上で何をどうするか、それが問われている。

今頭の中に朧げにあることを実現するには仲間が必要で、そして明確な言語化も必要。 しっかりそのための時間を自分に与え、他者を巻き込み、巻き込まれながら進んでいこうと思います。


11月より明鏡塾・東京は16期を迎えます。 リピーターも多い環境で、サポート体制も充実しています。 今期参加の方々は、びっくりするくらい飲み込みが早かったです。 毎回、完全に煮詰まっていた1〜5期くらいまでが懐かしい。 集団もやはり生き物なのだなと感じます。






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